恵方巻の大量廃棄問題で農水省が業界団体へ要望するほどの問題へ
恵方巻のニュースについて
節分の日に食べる恵方巻きについてのニュースをご覧になりましたか?
毎年変わる恵方に向かって、切らずに1本丸ごと食べきるという、あの恵方巻きが、実は毎年売れ残りが大量破棄されていて、農林水産省がスーパーやコンビニに、「需要に合った販売をするように」とお達しがあったと言うのです。
もともと恵方巻き文化は近畿で行われていたものですが、1998年にセブンイレブンが「恵方巻き」として売出し、またたく間に全国へと広がったそうです。
最近では販売競争が激しくなって、売れ残った恵方巻きの大量破棄が問題になっていました。
そこで今年は日本チェーンストア協会や全国スーパーマーケット協会、生協を含む7つの団体に農林水産省から「大量破棄はよろしくない」という通達がなされたのです。
毎年売れ残りの試算として10億円規模とも言われていますし、なにより食料資源が無駄になることは避けたいところですね。
恵方巻きとは
恵方巻きは、2月3日の節分の日に食べる大きくて太い1本の巻き寿司です。
旧暦の新年である立春の前日が節分で、この日に恵方を向いて無言で丸かぶりをすると、その年はご利益があるというものです。
一年の福徳をつかさどる歳徳神という神様がいる方位を「恵方」と言い、毎年変わってきます。
でも、恵方は4つしかないので、5年毎に巡るようになっているのをご存知でしたか?
この恵方巻き文化は年々食べる人が減ったこともあり、恵方巻きの商戦は激化する一方で、需要はそこまで追いついていなのが現状でした。
そこで農林水産省が歯止めをかけるために動いた、というところでしょう。
恵方巻きは自分で作ろうとレシピが公開されたり、予約制にするなどの対応をしたスーパーも多かったと聞きます。
これで食品ロスが本当になくなれば良いのですが、実際のところはどうだったんでしょう。
恵方巻の大量廃棄物問題について思ったこと
私は東京に住んでいますが恵方巻きについてはふつうに知っていますし、スーパーやコンビニで買ったこともあります。
子供が小さい頃は、節分の豆まきと恵方巻きはセットで行っていましたので、イベントの1つとして定着していました。
でも子供も大きくなり、もう高校生ですし、節分を楽しむという文化は確かに薄れてきたと感じることがあります。
アラフィフとしては恵方巻きの丸かぶりはしんどくなってきましたし、最近は小さめのものを買うようにしていました。
恵方巻き文化は大切だとは思いますが、売れ残りを破棄したり、豚の餌として再利用するというニュースを聞くと、やはり無駄に作るのはもったいないというのが正直な感想です。
食べたい人だけ食べれば良いのですから、予約制でいいと思うのですが、皆さんはいかがでしょうか。