老後のことを考えて保険を見直す

老夫婦

医療保険を見直す

50代を目前にして、子供も高校生になって子育ても手がかからなくなりました。
これからは自分の老後についても考えておこうと、入っておくべき保険について見直してみました。
これから年齢を重ねると、ますます体力も衰えますし、病気やケガのリスクも高まるでしょう。
入院や手術となると、長期化しやすいですし、治療費も相当額になりますので、やはり医療保険には入っておかなければいけませんね。

老後に必要な医療保険を選ぶ時は、保険期間に注意が必要です。
1年、5年、10年というように保障期間が決まっている「定期型」と、保障が一生涯続く「終身型」がありますが、老後に備えるなら終身型を選びましょう。
老後になってから保険を更新すると、保険料がかなり値上がりしてしまう可能性があるためです。

しかも、満期や更新で新しい保険に入りたくても、体の状態や年齢がネックになって加入できる保険が限られてしまうことも考えられます。
ここは補償内容をしっかりシュミレーションをしてから終身型の医療保険に加入する方が賢明です。

死亡保険を見直す

死亡保険とは、自分にもしものことがあった場合に備える保険です。
こちらも定期型と終身型がありますが、医療保険同様、老後のことを考えたら終身型がオススメです。

なお、死亡保険は残された家族が受け取る保険金なので、葬祭費用のためと考えます。
つまり、必要最低限の保障があればいいので、子供が大きくなった今、高額な保険に入る必要はなくなります。
目安としては200万から500万円くらいの補償内容であれば、葬祭費用をまかなえるでしょう。

介護保険を見直す

老後を考える上で、介護保険は忘れてはいけない保険ですね。
介護保険は介護が必要になった時の備えとなりますので、家族の負担にならないよう保険を選ぶ必要があります。
介護サービスにかかる費用以外にも、食費や居住費、生活費などは全て自己負担となります。

訪問サービス、通所サービス、宿泊サービス、入所サービスなど、どの介護サービスを受けるかでも必要となる費用額は異なりますが、生命保険文化センターによる調査によると、月間平均介護費用は79200円で、介護の期間は4年11ヶ月というデータがあるそうです。
それらを踏まえると、公的介護保険だけではまかないきれない可能性が高くなりますので、民間の介護保険でどれくらいカバーするべきかを考えて、慎重に選ぶようにしましょう。