収入とコミュニケーション能力は比例するのか?
収入とコミュニケーションは比例する?
ハーバード・ビジネス・スクールによる調査で、コミュニケーション能力の高さの違いによって収入が2倍も変わってくるという記事を読みました。
つまり、コミュニケーションができるかできないかで、生活の豊かさが左右されてしまうということになります!
かつて日本社会では、IQの高さが人の能力を決める判断材料となっていました。
記憶や推理、判断に重きをおいた評価の方法で、知能指数が高い=能力が高いという認識が一般的でした。
ですが近年、IQではなくEQ(emotional quotient)、日本語訳では「心の知能指数」とされていますが、このEQこそが人の能力を決める重要な要素であると認識されているようです。
EQの場合は共感、共鳴といったことに重きがおかれ、主に感情を重視した評価方法となります。
経団連のアンケートでも、企業が人材を採用する際に見るポイントは、10年連続で1位が「コミュニケーション能力」という結果らしいので、それもうなずけます。
社会がEQを必要としている
コミュニケーション能力がそれ程重要か?と首をかしげる人もいるでしょう。
でもリーダーシップをとれる人について考えてみると、そのスタイルは、ビジョン型リーダーシップ、コーチ型リーダーシップ、そして関係性重視型リーダーシップと民主型リーダーシップの4つがあります。
名前を見てもわかるように、その全てのリーダーシップにおいて、コミュニケーション能力が不可欠であるということになります。
違う味方をすれば、コミュニケーション能力を高めることでEQ指数も高まると考えられます。
集団生活の中で、コミュニケーション能力を上げていけば、最大限のパフォーマンスが発揮できるというわけです。
つまり、コミュニケーション能力を高めれば、どんな分野でも活躍できる、という結論になります。
コミュニケーション能力について
コミュニケーション能力とは、言葉の選び方や話し方が上手な人だという印象があります。
実は、言語から人が受ける印象とは7%しかないとされており、視覚・聴覚からの情報の方が人に大きなインパクトを与えるそうなんです。
相手に対して心を開き、表情や態度、声の質を使ってコミュニケーションを図れば、相手も同じように心を開いて聞いてくれるようになり、大きなインパクトを人に与えることができる、そういうことらしいです。
記事を読んでの感想
人との繋がりが希薄になってしまいがちな現代社会ですので、コミュニケーション能力が高い程評価されるというのは理解できる気がします。
ただ機械的に話すだけじゃなくて、体を使って、自らも心を開き、そして相手の言葉にもしっかり耳を傾けること、その力がある人が今後伸びていくことでしょう。