Googleが提案するマネジャーとしての「8つの習慣」
Googleの8つの習慣はこうして生まれた
スマホなパソコンで、インターネットをやられている方なら、当然Googleの事はよくご存じですよね。
Googleは、インターネット関連のサービスと製品に特化した会社で、1998年に設立されたアメリカの大企業です。
このGoogleが、「よりよいマネジャーを作りたい」といった理念で、2009年に「プロジェクトOxygen」を立ち上げ、これをベースに「8つの習慣」は生まれました。
8つの習慣は、リーダー的な存在であるマネジャーに対する、トレーニングプログラムとして策定されることになります。
その背景には、Googleは世界でも最も優れた会社と評価されながら、オタクと揶揄されるITエンジニアばかり。
つまり、マネージャー的な存在が、少なかったのがその理由だそうです。
まるわかり・8つの習慣の概要
『コーチングの大切さ』
・より具体的で、建設的なネガティブ & ポジティブフィードバックをバランスよく取り入れる。
また、定期的にマンツーマンでの対話を行い、部下それぞれの強みに合わせた、問題の解決方法を示す。
『マイクロマネジメントは厳禁』
・部下が常にチャレンジできるよう、ストレッチした自由な課題と権限を与え、同時によき相談相手になる。
『成功と幸せ分かち合う』
・部下を温かく迎え入れ、人間味のある関係を築く。
『生産的な結果志向』
・どうすれば部下が達成できるかを重要視、チームで優先順位を付けて働けるように、障害を取り除く意思決定をする。
『よいコミュニケーターであること』
・双方向のコミュニケーションを心がけ、オープンな対話を督励し、具体的なゴールのために、部下の質問と関心に耳を傾ける。
『サポーターであれ』
・部下のキャリアについてサポートする。
『チームのビジョンと戦略を明確に』
・チーム全体で、ゴールまでのビジョンと進め方を、戦略的にフォーカスする。
『良きアドバイザーであれ』
・仕事に関わる具体的なチャレンジを理解し、時にはチームと一緒になって働くことも必要。
8つの習慣を身につける為には
8つの習慣は、どれもマネジメントにおける重要な要素となります。
誰しもすぐに、身に付くものではありませんが、各習慣に必要とされる要点をまとめてみましょう。
・全体の情報を常に把握しておくこと。
・一方的なものではない、コミュニケーションを大切にする。
・お互いが信頼できる関係をチームとともに築いていく。
・大黒柱として、サポーターとナビゲーターの役割を担い、影で支える役に徹すること。
・チャレンジ精神にも理解を示し、時には一緒に行動する。
ネット社会のパートナーとして
簡単ではありますが、「Googleで最高のマネジャーになるための8つの習慣」を短くまとめてみました。
この中で、特に重要な要素として、ソフトスキルの重要性も提言されています。
ソフトスキルのワードは、以下の4項目にあたるもので、各習慣において重要な要点となるものです。
・フィードバック
・権限委譲
・チームビルディング
・キャリアデザイン
会社のマネージャーでなくとも、上司であるあなたにもきっと役立つ。
それが、Googleの提案するマネジャーとしての「8つの習慣」だと感じました。 “