Windows7のサポート終了の前にやるべきこと

日没

Windows7とは

Windows7とは、マイクロソフトが2009年に発売開始したパソコンのオペレーティングシステム(OS)の名前ですね。
7番目に登場したWindowsなので「7」とつけられています。
1つ前のOSはWindows Vistaで、半透明になる画面が特徴で、分かりやすい視覚効果として話題を呼びました。
それ以前になると、Windows95、98SE、MEのバージョン4世代、Windows 2000とXPのバージョン5世代となりますが、名前くらいは知っている人も多いでしょう。

Windows7はそのVistaよりも起動時間の短縮、動作速度の高速化がされており、いまだに多くの企業で使われているパソコンです。
OSとして安定しており、法人だけではなく個人ユーザーにも高い人気があり、いまも使っている人も大勢おられるでしょう。
その高いシェアを誇るWindows7が、2020年の10月にはサポート終了となります。

サポート終了するとどうなる?

以前、2014年にはWindows XPのサポートが終了になるとニュースで流れ、かなり注目されました。
なぜ大きなニュースになったかといえば、当時XPのユーザーが多かったためです。
たくさんの企業や団体が混乱に陥った理由は、サポートが終了してしまうと、更新プログラムの提供がなくなりますので、セキュリティー面の被害を受けやすくなります。
また、最新のソフトウェアやハードウェアにも対応できず、何かしらの障害が起きても対処できなくなると、企業に多大なる損失を与えかねません。

もちろん、Windows7のOSが入ったパソコンを使い続けることは可能ですよ!
ですが、何か脆弱性がサポート終了後に発見されたとしても、修正はされず、ウイルス感染や不正アクセスの被害を受けやすくなる危険性が高まります。
企業としては、もしもWindows7のパソコンから顧客情報が流出し、さらに損害を与えてしまったとしたら?

企業として重大な過失問題となり、巨額の賠償金が請求される可能性もありますし、企業の信用も失ってしまう恐れもあります。
このように、Windows7のサポート終了後も使い続けると、セキュリティーリスクが高まってしまうというデメリットがあることを知っておきましょう。

サポート終了までにやっておくこと

Windows7のサポート終了までに、セキュリティー強化のため、OSをWindows 10にする必要があります。
ただし、同じパソコンに入れようとすると、古いタイプのパソコンやハードウェアのスペックではWindows 10に対応していない可能性があります。
ドライバがなくてはパソコンでバージョンアップをすることもできず、ハードウェアを動かすことができないため、結局はハードウェアの買い替えが必要となるでしょう。

でも、Windows 10に買い換えると、それまで以前に利便性が高まり、また強力なセキュリティーが確保できますので、企業としてのメリットも大きくなります。
サポート終了は免れませんので、終了する前までに、Windows 10への乗り換えを検討することをオススメします!