2028年にユーチューバ―が消滅する?

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ユーチューバーが消滅する未来という本を読んだ

「ユーチューバーが消滅する未来 2028年の世界を見抜く」という衝撃的なタイトルの本を読みました。
この本は、岡田斗司夫氏が書いたPHP研究所から出版されています。
岡田斗司夫氏が書いたと言っても、2016年から2017年にかけて岡田斗司夫ゼミでの講演内容をまとめたもので、近い未来、20年30年というスパンで見ると、人工知能、いわゆるAIが人間の仕事のほとんどを奪ってしまうだろう、という未来を予見する内容になっています。

現代は、若者がなりたい職業として高い人気がある人気ユーチューバーも、いずれAIによって淘汰される時が来ると提唱しています。
その時、特別な才能もない一般人はどう生き残ればいいのか、ほんの僅かな人たちだけが収入を得ることができる、そんな激変していく未来と人との関わり合い方について書かれた本です。

AIを否定しない、むしろ歓迎している本

この本の中で岡田斗司夫氏は、AIが人間たちの仕事のほとんどを取って代わる時代が来ても、AIのサービスを利用して便利になるのであれば、そのAI時代の流れに身を任せない手はないのでは、と言っています。
しかも、現実に向き合うのではなく、それぞれが違う仮想現実に生きれば幸せ、とまで書かれています。

なお、問題のユーチューバーの消滅については、そのうちユーチューバー市場もアイドルや芸人が参入してくるので、ハリウッドスターのような世界的有名な人と競争することになるというのです。
まだネット動画の配信ノウハウはユーチューバーが上ですが、技術的にはすぐに差が縮まり、いずれ抜かれることになるだろう、という未来予測になっています。

本の感想

AI技術の発展により、人材不足の問題が改善されたり、様々な分野でコストダウンや時短が実現しています。
その一方でAIの進歩と少子化の影響で、時代が大きく変わると多くの学者やメディアなどで予測されています。

この本もその1つですが、岡田斗司夫氏によると、AIユーチューバーの出現も予測しています。
人の好みや集客の条件を分析し、最適化されたAIユーチューバーにより、今いるユーチューバーや新たに出てこようとするユーチューバーは苦戦を強いられるのでしょうか。

本を読む中でワクワクすることもあれば、未来の仕事があるのかどうかの不安も感じることも事実です。
未来予測は誰にも当てることはできませんが、岡田斗司夫氏の未来予測は面白いと思います。