「21 Lessons」を読んだ感想

21 Lessonsとは?

外出自粛や不要不急の外出を求められる昨今、こんな時こそ実のあることに挑戦し、みてはいかがでしょう。
ゆったりとした時間を、有効に活用する為にも、日ごろ気になっていても、なかなか読む機会のなかった読書なんかもいいですね。
私が最近読んだ本の中に、「21 Lessons」という一冊があります。
21 Lessonsは、社会全般を掘り下げたビジネス書といった感じの本で、基本データは以下の通りです。

タイトル:21 Lessons 21世紀の人類のための21の思考
著者:ユヴァル・ノア・ハラリ
翻訳:日柴田裕之
出版社:河出書房新社 河出書房新社
2019年に発売されたばかりですので、あまりご存じない方も多いかと思います。そこで今回は、この本の魅力を簡単ではありますが、分かりやすく説明してみましょう。

21 Lessonsの内容

21 Lessonsは、著者であるハラリ氏が、自ら手掛けた一冊で、前著となる「サピエンス全史とホモ・デウス」はベストセラー作品ともなりました。
ハラリ氏は歴史学者で、地球規模での歴史を考え、様々なアドバイスを送ってくれるものです。
本書は全5部構成で、第二十一章ものカテゴリー別に課題を示しています。
内容は多岐にわたりますが、その中でも興味深いのは、「破壊的な技術革新への脅威」という内容です。

ITとバイオテクノロジーが、融合することの危険性を示すもので、すぎた文明は人類を滅ぼす可能性を示唆しているものです。
少し怖い内容に、驚かれる方もいらっしゃると思いますが、目を背けてばかりいては、子孫たちの将来に暗い闇を投げかける、改めて積極的に行動することの大切さを学びました。

21 Lessonsの感想

前項でもふれましたが、21 Lessonsを読んでみると、改めて流されてばかりいてはダメだと感じました。
日本の国民は、世界の先進国からみても、非常におとなしい民族とされているようですね。
しかし実際には、全国的な大規模戦争を起こした明治維新から始まり、昭和初期の安保紛争や全共闘運動など、学生運動が活発に行われていた時代もあったんです。

街中にも戦車が出動し、多くの自衛隊が学生たちを制圧する、そんな風景がTVの画面にもよく流れていたものです。
時代は変わりましたが、すべてを受け入れる国民性は、政府にとっては非常に操りやすく、同時にとても危険なことだと感じました。

自分が感じ取った事

本書では、これからのAI時代において、Cで始まる4つのスキルが、とても重要だと説いています。
すなわち、論理的でなおかつ批判的な思考の大切さ、そしてコミュニケーション力と、周囲と強調する協力、さらには創造力も非常に重要な要素だと言っています。

あと数年で、車もすべて電気化され、これからの時代も新たなサービスや商品、そして新たな考え方も増えてくるはずです。
そのような中で、私たちは現実を受け入れながら、ファジーな対応力も身に着けていかなければなりません。
今回のコロナウイルスも、もしかしたらそんな布石の一つなのかもしれませんね。”