バイクを盗難から守ろう

バイクがなぜ盗難のターゲットとなるのか

乗用車も人気車や高級車などは、盗難のターゲットになりますが、それにも増して盗難の件数が多いのがバイクの盗難なんです。
警視庁のまとめによると、2015年のバイク盗難の件数はおよそ35,486件、2019年は盗難がずいぶんと減ったといっても、その数およそ11,255件。
数だけ見れば、かなり飛び抜けた多さに、驚かれた方も多いのではないでしょうか。

バイク盗難がなぜ起きやすいのかというと、持ち運びが非常に簡単だからです。
ロックをかけていても、数人程度で持ち運べ、トラックなどに踏んでしまえば、外見からは全くわかりませんよね。
バイクも年々高額になっているため、中型バイクで100万円を超えるタイプも少なくありません。
こうした背景から、バイク盗難はあまり減らないという必要があるんです。

バイクを盗難から守るテクニック

盗難という行為から見れば、重量のかなりある大型バイクよりも、比較的軽量な中型バイク以下がターゲットになっています。
ご存じの方も、いらっしゃるかと思いますが、大型二輪免許よりも中型二輪の方が免許が取りやすく、実際のバイクのシェアも中型バイクが他を圧倒しています。
そこで、大切なバイクを盗難から守るテクニックをいくつかご紹介しておきましょう。

『バイクの置き場』
・奥まった位置で、引きずられにくい場所に置く。
・つり上げを防ぐため、屋根のある真下に置く。
・短時間駐車でも、しっかりと盗難措置を施す。
・構造物など、しっかりしたものにロックをかける。
・幹線道路沿いなど、目立つ場所での保管や駐車が有効。
・バイクカバーをかぶせておく。

防犯グッズの備えと防犯登録も忘れずに

盗難予防は、2重3重にするほど、効果は大きくなっていくものです。
そこで大切なのが、取り外しにくいロックや盗難予防グッズをそろえておくという点ですね。
防犯グッズとしては、以下にあげるものが代表的なものです。

・太くて重い頑丈なチェーンロック
・蛍光カラーのバーロック
・ダミーカメラや防犯カメラ
・センサーライト
・バイクカバー
・セキュリティアラーム
・イモビライザー
こうした防犯グッズで対策していても、長期にバイクを離れる時や大雨など天候の悪い季節などは、盗難の危険性も大になります。
そこで、盗まれた時の対策として、防犯登録と盗難保険には加入しておいたほうがよさそうですね。

自分のバイクは自分で守る

人気バイクはどうしても、狙われてやすいものとして、オーナー自身も自覚しておく必要は多分にありますね。
盗まれた際、ローンが残っていた場合は、盗難保険に入りなければ、そのまま払い続けていかなければなりません。

また、防犯登録していても、盗まれた後に見つかった場合でも、パーツのほとんどを取られてしまい、当時の見る影もなかったといったケースもあります。
だからこそ、防犯グッズだけでなく、様々な盗難予防を駆使し、犯罪者から愛車を守る必要があるんです。”