ツーリングによく行くなら「携行品特約」はあって損なし

携行品特約とは?

春到来で、待ち望んでいたツーリングも、ようやく解禁の運びの方も多いのではないでしょうか。
風を切ってさっそうと走り抜ける、ツーリングの醍醐味は仲間内との共有感こそ、最大の喜びといえます。
バイクを乗るにあたって、強制保険や任意保険の存在は欠かせませんが、ほかにも様々なタイプの保険があることを存じでしょうか。
その一つが、「携行品特約」と呼ばれるものです。

携行品特約とは、自分の持ち物を補償してくれる保険の一種です。
つまり、バイク走行中に携行しているモノが壊れてしまった場合、これを保証するものなんです。
なるほど、なかなか便利な保険があるな、と思った方はまず、どのような特徴があるのかを、よくよく把握しておくべきです。

携行品特約はあって損なし

携行品特約は、保険であることは間違いないのですが、特約の内容は「特別の条件をつけた契約」という意味なんです。
この携行品特約は、様々な保険に付与されているケースもあります。
通常は、任意のバイク保険などによる特約として、付随されているものなのですが、クレジットカードなどに付与されている「ショッピング保険」などでも対応可能なんです。

というのも、ショッピング保険は、クレジットカードを使用して商品を購入した後、品物が破損したり、盗難にあったときに補償してくれる保険だからです。
また、クレジットカードには、海外旅行限定で、旅行保険の携行品特約が付与されているケースもあります。
まずは、各保険やクレジットカードの保障内容を確認してみましょうね。

携行品特約が使えないケースがある

携行品特約は、身につけているものだけではなく、持ち歩いているものであっても保険適用されます。
最近は、女性のバイク愛好者も随分と増え、ツーリングの際にカメラで写真を撮るということも、よく見かける風景ですよね。
こうしたデジカメなども、万が一ツーリング先で壊れてしまった場合、携行品特約の対象となるんです。
しかし、携行品特約が使えないケースもありますので、ここに記載しておきましょうね。

『携行品特約で保証されないモノ』
・機密データや磁気テープ
・スマートフォン
・携帯ゲーム機等の携帯電子機器
・現金や宝石類ただし、保険会社によっては対応可能。
『携行品特約が使えないケース』
・置き忘れや紛失
・盗難
・故障損害
・天災など
ただし、保険会社によっては、一部対応している場合もあるようです。

しっかりとした知識が重要

携行品特約の場合、通常の保険やクレジットカードに付与されている特約のため、会社によって対応が様々なんです。
例えば、車両保険の付帯があった場合のみ、携行品特約が付帯できるなど、基本の補償についても条件がある保険会社もあるんですよ。

もし、今現在加入している保険や、クレジットカードをお持ちの場合、携行品特約があるのかを確認しておきましょう。
また、どういったものに対応しているかも大事ですので、その点についても十分確認が必要なんです。