エンジンオイル漏れの原因と対処法
エンジンオイルが漏れる主な原因とは?
車が古くなると、起こりやすくなるトラブルが「エンジンオイル漏れ」です。
エンジンオイルが漏れる箇所として多いのは、エンジンやミッションあたりになります。
一般的に起こりやすいと言われているのはエンジンのヘッドカバー周りのエンジンオイル漏れで、その原因はパッキンなど消耗品の劣化が主な原因です。
車、エンジンのパーツ素材は基本的に鉄やアルミを使ったものが多いですが、パーツとパーツを組み合わせる接合部分やシャフト部分にはゴムや樹脂素材の部品が使われています。
素材の性質上、時間が経つにつれ経年劣化を起こしますので、オイル漏れを起こしやすくなります。
古いタイヤも消耗品なので、走行による消耗に加えてゴムの劣化によるひび割れなどが起こりますが、同じような現象が車の内部パーツに起こっているとイメージするとわかりやすいでしょうか。
エンジンオイル漏れであれば、約10年近く走行しているとエンジンルームで発生しやすくなると言われています。
特にエンジンの一番上にあるヘッドカバーはゴムパッキンをかませて設置されているため、ゴムパッキンの劣化によりオイルの注入口からオイル漏れを起こすことになります。
自分でパッキンを交換してみよう
ディーラーやカー用品店、自動車部品を専門に扱うお店などで、必要な部品を購入します。
同じエンジンのパッキンでもメーカーや型番によって異なりますので、必ず同じ規格のものを準備してくださいね。
どうせゴムパッキンの交換をするのなら、同時にゴムのワッシャーなども交換しておくとよいでしょう。
初心者の方には少し難しく感じるかもしれませんが、ちょっとメカについて勉強して、工具を持っていればさほど難しくありません。
まずヘッドカバーのナットを取り外し、ヘッドカバーを外します。
外周部分にある溝に設置されたゴムパッキンを引っ張り出してみると、柔軟性が失われ固くなっていたり、ヒビが入っていることもあります。
このような少しの隙間でもオイル漏れが起こりますので、表裏を間違えないように新品のパッキンに交換してメンテナンスをしてあげましょう。
エンジンオイル漏れを放置するリスク
エンジンオイルが漏れていることに気づいても、そのまま修理せずに放置している人も中にはおられます。
まだちゃんと走ってるし、問題ないだろうと軽くみていると、エンジンが焼き付く恐れがありますので注意しましょう。
エンジンオイルは、潤滑、冷却させるという役割を担っていますので、オイル漏れによって不足すると機能が低下し、摩擦が大きくなって熱が高くなりオーバーヒートする恐れがあります。
このようにエンジンオイル漏れを放置し、エンジン内部に大きなダメージを与える可能性がありますので、大切な愛車に長く乗るためにも早急に対処するようにしましょう!