部下を上手く育成する方法
「能力&意欲が高い」部下に対する育成方法
部下を上手に導いてあげるためには、まず相手のレベルに合わせて効果的なサポートをすることが大切です。
具体的には、相手の水準を簡単にレベル分けし、それぞれレベル別に最適な教育環境を与える方法となります。
能力が高く、高い意欲もある、とても優秀な相手の場合、特別なサポートを必要としません。
ですがちゃんと見守ってあげないと、誤った方向へひとり爆走してしまう恐れがあります。
正しい方向へと導くためには、信頼関係を築き、相手の思考パターンを知ることで、相手にちゃんと届く言葉を選んで意見や助言を行う方法が有効です。
「能力は低いが意欲が高い」部下に対する育成方法
育成段階ですので、正しく導いてあげることができれば潜在能力が開花するポテンシャルを秘めたタイプです。
仕事を教えつつ、意欲の高さを上手に刺激して、自主的に能力が伸びるようサポートしてあげましょう。
このタイプの相手を指導する場合、コーチングの言葉がけがポイントになります。
「どうすればそれができる?」「さらに良くするにはどうすればいい?」「そのような状況下におかれた人にどうアドバイスする?」という言葉をかけ、自主性を発揮できるよう育てるのです。
相手から聞き出していますので、自分でできる確信があるということになり、自ら取り組めるよう導くことに繋がります。
「能力は高いが意欲が低い」部下に対する育成方法
このタイプも指導次第で頼りになる人材へと成長する可能性があります。
どうすれば意欲をかきたてることができるか、そのポイントを把握することで能力を活かせるようになります。
相手がどうすればモチベーションが上がるのか、それを理解するためには、相手の「価値基準」を知ることが重要です。
日頃から「仕事で大切なことは何か」を質問し、その答えから相手のモチベーションのポイントを押さえることができれば効果的なサポートができるでしょう。
「能力&意欲が低い」部下に対する育成方法
能力も意欲も低い相手は、基本的に自信がないのでコミュニケーションの方法に気をつけて指導を行います。
相手が心理的にストレスを感じず、素直にすっと聞けるような言葉を選んで注意し、さらに意欲を高めるように次の行動を促します。
このタイプは1言って5、10と理解できるタイプではありません。
1言うと1しか伝わりませんので、「なぜ伝わらないんだ」と怒るのではなく、1から10まできちんと具体的に伝える必要があります。
時間を要しますが、きちんと育てあげることができれば自身も指導者として成長できますし、周りからの評価を得ることに繋がります。
このタイプの人を指導できれば、他のタイプの相手の指導はとても簡単に感じるようになりますので、指導のしがいがあると考えて取り組んでみてください。