転売と中古品市場について

ネットで品定めをする男性

「マスクが買えない」。新型ウイルスの影響で、コンビニや薬局でマスクが品薄状態です。楽天市場を調べていたところ、通常では考えきれないような値段でマスクが売られていて驚きます。価格が安いものはメーカーがわからず、あまりいい品じゃなさそうだったので買いませんでした。色々調べていると、マスクの高値転売が問題になっていることを知りました。

3月15日以降、マスクの転売が政府によって禁止になりました。違反した場合は1年の懲役、または100万円以下の罰金になるそうです。

政令でマスクの転売が禁止されたので、マスクの高値取引は次第に目立たなくなります。規制の対象は「譲渡」で「譲受」は除外されるため、転売業者の仕入れや転売業者から購入した人は処罰の対象外なのだとか。

マスクの転売は違法化になりましたが「転売」でお金を稼ぐのは悪いことはないですよね。私は楽天オークションなどで、中古品をよく購入するので、いらなくなったものを売ったり買ったりするのも転売だよなとあらためて思いました。

中古品にも卸売りはあるの?

中古買取業者やリサイクルショップなど、中古品の仕入れ先は消費者だというイメージですよね。どうやら、中古品の仕入れができる「古物市場」という市場があるみたいです。私のような個々人が自由に参加できる市場ではなく、中古品の売買を専門とした古物商許可証をもっている古物商だけが、商品を仕入れる場所なのだとか。

メーカーが小売店に商品を卸し、仕入れた商品を消費者へ販売する。古物商は小売市場も1つの仕入れ先というわけですね。中古品販売業者も安定した商品の確保ができる便利な市場があると知りました。

古物オークションとは

古物市場にも色々な形態があるみたいです。○○市場や○○オークションなど開催日時が提示され、直接会場で商品を競り合うようなスタイルや、ネットで競り合うネットオークションなど、古物市場オークションは盛りあがりをみせています。

ネットで簡単に調べてみると「エコリングtheオークション」という古物商専門のオークションサイトがみつかりました。ブランドバッグやジュエリーを主に取り扱っている、ブランドオークションで古物商の競り会場に行かなくても、ネットだけで簡単に競りに参加できるサービスです。事前に仕入れたい商品の在庫を確認できるところが、古物商にとって1番のメリットだと思いました。売れ筋の商品を下見しておけば、確実な商品確保が可能だからです。

マスクの転売で荒稼ぎをする悪質な人も世の中にはいますが、自分の目利きを武器に中古市場でブランド品を売るのはなんの問題もありません。転売のニュースをきっかけに古物商許可について興味をもちました。もうすこし調べてみたいと思います。